【Q】腎機能低下患者 (Scr1.9, eGFR 23) に抗アレルギー剤を投与したい。オロパタジンOD錠の用量は?

【A】Scr1.9, eGFR 23の腎機能低下患者に対してのオロパタジンOD錠の投与量は1日2.5〜5mg (分1〜分2)にするなど減量して投与することが必要と考えられる。
オロパタジンOD錠の規格は2.5mgと5mgがある。オロパタジンOD錠2.5mg 2錠分2 or オロパタジンOD錠5mg 1錠分1などが提案できる。用量は幅があり、施設の医療担当者の裁量と判断となる。

Ccr > 50 10mg    オロパタジン 10mg 分2
Ccr = 10〜50       オロパタジン 2.5〜5mg (分1〜分2)
Ccr <10       オロパタジン 2.5mg (分1〜分2)
(参考 : CKD診療ガイド2012 日本腎臓学会編)

 

腎不全時
減量する。
(参考 : 改訂3版 腎機能別薬剤使用マニュアル)

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