アミオダロンとゾコーバが併用禁忌ではない理由は?

【質問】アミオダロンとパキロビットは併用禁忌ですが、 アミオダロンとゾコーバは併用禁忌ではないのは なぜでしょうか。

【回答】

アミオダロンはパキロビッドとの併用はリスクが明確なため禁忌とされていますが、ゾコーバとの併用は現時点でのデータ不足と適切なモニタリングによるリスク管理の可能性から、禁忌とはされていません。ただし、ゾコーバとの併用時も相互作用があることに注意が必要と考えられます。

パキロビッドとの併用禁忌の理由

・パキロビッド(ニルマトレルビル/リトナビル)に含まれるリトナビルは強力なCYP3A4阻害剤

・アミオダロンは主にCYP3A4で代謝されるため、リトナビルによりアミオダロンの血中濃度が大幅に上昇する

・リトナビルは単剤で発売されて10年以上経過しておりアミオダロンとの相互作用リスクが明確に確立されている

 

ゾコーバとの併用が禁忌でない理由

・ゾコーバ(エンシトレルビル)もCYP3Aを強力に阻害しますが、アミオダロンとの具体的な相互作用情報が十分ではありません。
・ゾコーバは緊急承認された比較的新しい薬剤で、薬物相互作用に関する包括的な臨床試験データが不足している

ゾコーバとの併用に関する注意点

・ゾコーバのCYP3A阻害作用により、アミオダロンの血中濃度が上昇し、副作用(特に心血管系)のリスクが増加する可能性があります。

参考資料
ゾコーバ (エンシトレルビル) の薬物相互作用マネジメントの手引き 第1版 一般社団法人日本医療薬学会

パキロビッド (ニルマトレルビル/リトナビル)の薬物相互作用マネジメントの手引き 第1.2版

 

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