【質問】イムノブラダー膀注用の調製後の廃棄方法について質問です。 今回初めてイムノブラダー膀注用を調製することになり、
【回答】AIPHARMA掲示板より https://aifaq.aipharma.jp/user/#/searchBulletinBoard?id=1446&code=sWBX58LNPAHy387
基本感染性廃棄物として処理します。また、煮沸は難しいので、最終濃度0.1%次亜塩素酸に30分以上浸す方法となります。
また、残液の処理ですが以下を応用すればと考えます。
●尿の処理において10%の次亜塩素酸で半分で15分
尿100mLで10%50mL
●家庭用ですと5%と仮定すると等量で15分
尿100mLで5%100mL
●イソプロパノール(99~100)で半量
尿100mLに100%イソプロ50mLで15分
●70%イソプロだと
尿100mLに70%イソプロ100mLで15分
となっています
80mgですと2mLの生食を加え40mg/mLにしていると思います。使用量は1mLですので、家庭用ハイターであれば、等量加えれば良いのではないかと考えます。気になるのであれば、バイアルをハイターで満たしてしまえばいいのではないかと愚考します。
※日本化薬でイムノブラダー膀注用 適正使用ガイドラインを提供して頂くことが可能です。また、HPでも参照できます。
ご参考になれば幸いです。
PMDAの医薬品・医療機器ヒヤリ・ハット事例に中でイムノブラダー膀注用80mg(乾燥BCG膀胱内用、日本株)の使用後の排尿処理に関する医療事故を報告がされています。
https://www.info.pmda.go.jp/hsearch/detail?id=D27100001
製品:イムノブラダー膀注用80mg(乾燥BCG膀胱内用、日本株)
事故の経緯
膀胱内注入療法後、患者の排尿(150mL)を6%次亜塩素酸ソーダと同量混合して消毒しようとした。
混合により熱と発泡が生じ、塩素ガスが発生した。影響
医療スタッフ6名(看護師、事務員、医師)が目や咽頭の刺激、頭痛などの症状を経験。
・各スタッフは耳鼻科や眼科で1〜3回の診察を受けた。
・患者への健康被害はなかった。