【A】Ccr39の腎機能患者に対してのゾシン静注の投与量は1回4.5gを1日2〜3回投与 or 1回2.25 gを6時間毎に投与するなど腎機能正常患者より減量する必要がある。以下を参考として施設の医療担当者の裁量と判断となる。
Ccr > 50 1回4.5g (1日3〜4回)
Ccr = 10〜50 1回4.5g (1日2〜3回)
Ccr <10 9g 分2サンフォード感染症治療ガイド
Ccr > 50 1回3.375〜4.5g (6〜8時間毎)
Ccr = 20〜50 1回2.25 g (6時間毎)
Ccr = 10〜<20 1回2.25 g (8時間毎)
Ccr <10 1回2.25 g〜4.5g 1日2回
(参考 : CKD診療ガイド2012 日本腎臓学会編)
腎機能正常 1回4.5g (6〜12時間毎)
Ccr >40 13.5g/日 (8時間毎) 18g/日 (6時間毎)まで増量可
Ccr = 20〜40 13.5g/日 (8時間毎)
Ccr < 20 9g/日 (12時間毎)
(改訂3版 腎機能別薬剤使用マニュアル)
腎機能障害患者での薬物動態
腎機能障害患者において、腎機能の低下に依存した本剤の t1/2の遅延及びAUC0~tの増加が認められており、腎機能障害のある患者に本剤を投与する場合にはその障害の程度により 投与量の減量又は投与間隔をあけて投与する必要がある。
(ゾシン静注用 添付文書)
http://medical.taishotoyama.co.jp/data/tenp/pdf/tenp_zsn.pdf