【質問】TPN施行時の他施設での対応について教えてください。 ①VitB1の用量について 当院採用の製剤はフルカリックです。
※回答募集中です。
【回答】TPNの内容について施設間の対応はさまざまであり、施設の方針やガイドラインに基いた個々の判断が求められることが多いと考えられます。
① VitB1の用量について
ある病院では、90歳超の心不全既往の高齢患者へは、主に1キット/日の「ネオパレン」を用いたTPNを施行しているとのことです。食事の状況に合わせて微量元素やビタミンを混注しており、手術後や創傷部位の拡大で栄養が必要な場合は短期的に増量することもあるようです。ネオパレンのみの時は、食事状況を医師や看護師に確認し、必要に応じて処方を追加依頼します。(AI-PHARMAでの回答 https://aifaq.aipharma.jp/user/sign_in#/searchBulletinBoard?id=832×tamp=1694496115726)
→フルカリックの使用量が1キットの場合、状況に応じてVitB1の補充を検討することが必要です。TPNを受けている患者の状態や栄養状態をしっかりと評価し、適切な栄養素を十分に摂取できるような処方を検討することが重要です。フルカリック0.
② 脂肪乳剤の投与について
ある病院の規定では、TPNの側管投与が許可されており、投与前後はルートを生食でフラッシュすることとなっています。これは臨床上、側管使用に問題がないとの経験や、TPNの中止時間が長くなるリスクを避けるためのもので、10年以上前からこの方針を採用しているようです。
(AI-PHARMAでの回答 https://aifaq.aipharma.jp/user/sign_in#/searchBulletinBoard?id=832×tamp=1694496115726)
→脂肪乳剤は安定性から、他の成分と混合しない「原則単独投与」が推奨されています。脂肪乳剤の投与をメインの高カロリー製剤の投与を中断して行う施設もあれば、利便性などの点から側管を使用して同時に投与する施設もあります。