TEICの初期投与設計はTDMソフトを用いるか?ガイドラインを用いるか?

【質問】テイコプラニン(TEIC)の投与設計について教えてください。 TEICの初期投与設計について、皆さんの施設ではどのように対応されていますでしょうか? TDMガイドラインを参考に初期投与設計を行なっていましたが、今の施設ではVCM同様のTDMソフトを使用して初期投与設計を行うことを勧められました。 ガイドラインをもとに投与量を決めた場合とTDMソフトを使用した場合とでは、違いがあるものなのでしょうか。

【A】 テイコプラニン(TEIC)の初期投与設計については、TDMガイドラインを参考にしている施設とTDMソフトを用いる施設があり、医療機関によって異なるアプローチがとられています。 施設① (大学病院) TEICには広い安全域があり、そのためTDMソフトを用いたシミュレーションの使用は一般的ではありません。しかし、TDMソフトとTDMガイドラインの両方を活用することで、より効果的なシミュレーションが実施できると考えられています。

TEICの初期投与量に関するガイドラインは複数存在し、統一された見解はまだないのが現状です。そのため、施設によって初期投与量の設定が異なることがあります。

さらに、TDMソフトは組み込まれている母集団データによ…

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