腎機能障害患者における高カルシウム血症を回避する目的でのエディロール減量の意義は?

【質問】腎機能障害のある患者に対して、高カルシウム血症を回避する目的でエディロールを0.5μgに減量することは意義のあることでしょうか? 根拠を示して教えてください。

【回答】エディロール(エルデカルシトール)を腎機能障害のある患者に対して0.5μgに減量することは、高カルシウム血症のリスクを軽減する上で意義があると考えられます。

・エディロールは活性型ビタミンD3製剤であり、カルシウムの吸収を促進する作用があります。腎機能障害のある患者では高カルシウム血症のリスクが高まります。高カルシウム血症は急性腎障害を引き起こす可能性があります。

・エディロールの用量を0.5μgに減量することで、高カルシウム血症のリスクを軽減できる可能性があります。下記の通り、高カルシウム血症が発生した場合には、エディロールの投与を一時中止し、血清カルシウム値が正常化した後に0.5μgで再開することが明記されています。

高Ca 血症を起こした場合には、エルデカルシトールを直ちに休楽してください。休薬後は、血清Ca値が正常域まで回復した後に、1日1回 0.5ugで投与を再開してください。

(エディロール錠 0.5μg/0.75μg 製品 Q&A 東和薬品)

https://med.towayakuhin.co.jp/medical/product/fileloader.php?id=76538&t=6

・一方で、腎機能の低下によるエルデカルシトールの薬物動態に大きな変動は明らかになっていないとされています。それを踏まえた上で、腎機能が低下した場合、尿中へのカルシウム排泄量が減少し、血清カルシウム値が上昇するおそれがあると記載されいます。(エディロール錠 0.5μg/0.75μg 製品 Q&A 東和薬品)

・注意すべき点としては、「エルデカルシトール1日1回0.5μg投与による骨折予防効果は確立していないため、漫然と投与を継続せず、患者の状態に応じて1日1回0.75μgへの増量や他剤による治療への変更を考慮する」必要があります。(添付文書より)

 

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