【Q】サインバルタを朝食後に投与する理由は?

【A】臨床試験時の用法が朝食後であったためという理由だけのように思われる。以下の記載の通り、飲み忘れを避けるために国内では朝食後としたとのこと。
眠気などの副作用が出る可能性があるため、就寝前の服薬も可能と考える。
以下、イーライリリー サインバルタQ&Aより
国内のうつ病・うつ状態承認時臨床試験1-4)、及び糖尿病性神経障害に伴う疼痛承認時臨床試験5)では、朝食後と規定しており、その他の用法における有効性及び安全性を検討していないことから「朝食後」と規定しました6)。
<国内の臨床試験で「朝食後投与」と規定した理由>
国内臨床試験での「朝食後投与」は、米国での臨床試験を元に設定されました。米国の臨床試験では、もともと「1日1回」というプロトコールで実施されましたが、飲み忘れを避けて被験者の服薬コンプライアンスを維持するため、朝食後の投与が推奨されました。本邦の臨床試験時にはこれにならい、朝食後投与というプロトコールが設定されました。

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】サインバルタを朝食後に投与する理由は?

【A】臨床試験時の用法が朝食後であったためという理由だけのように思われる。以下の記載の通り、飲み忘れを避けるために国内では朝食後としたとのこと。 眠気などの副作用が出る可能性があるため、就寝前の服薬...

新着記事

ロスーゼット錠、エゼアト錠、リバゼブ錠の一包化の可否は?

【質問】ロスーゼット、エゼアト、リバゼブの一包化は可として良いでしょうか。一包化が必要な患者については、配合剤ではなく、それぞれ処方してもらった方が適切なのでしょうか。 【回答】 ロスーゼット配合錠 ...

緑内障患者への抗コリン作用薬処方時の対応と判断基準は?

【質問】緑内障で抗コリン作用薬が使用できない閉塞隅角緑内障か、使用することで急性緑内障発作の可能性がある狭隅角か、使用可能な緑内障か、どのように判断していますか? 日本眼科医会の緑内障連絡カードや本...

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

新着記事をもっと見る