【Q】パタノール(オロパタジン)点眼液0.1%は小児に対して何歳から使用可能か?

こちらの記事は会員限定となっております。下部のリンクから会員登録していただくと全文お読みいただけます。

【A】1歳以上から使用可能であると考えられます。ただし、1歳未満では使用経験が少なく、安全性が確立していないことが理由であるため、必ずしも1歳未満が使用不可ではありません。

市販後調査では、1歳以上7歳未満の幼児における副作用の発現割合は0.5%(2/372例)であり、報告された副作用はいずれも既知で非重篤な眼瞼炎でした。この数値は調査全体の副作用発現割合1.3%(52/3,928例)を下回り、幼児に対する安全性に特段の問題は認められませんでした。また、本調査には1歳未満の症例が4例(2月齢1例、9月齢2例、10月齢1例)含まれており、いずれの症例においても副作用は確認され…

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】抗ヒスタミン点眼薬は何歳から使用可能か?

【A】主な抗ヒスタミン点眼剤は以下が挙げられます。点眼剤の年齢設定については使用経験がない、もしくは少ないことが主な理由です。点眼剤は全身への移行性が高くないことから、経験則的に添付文書に記載のある...

【Q】小児の腎機能の評価は?

【質問】小児の採血結果でクレアチニンがかなり低く、eGFRが1000を超えるような数値を見たのですが、こういったケースの要因、また本来の腎機能は何を目安にすればいいのか教えてください。 【A】「eGFRが1000を...

【Q】ヘパリンロック10単位や100単位製剤の使い分けは?

【質問】ヘパリンロックについて質問です。ロック時間により使い分けることがあるかと思いますが、これは「大は小を兼ねる」的な考えではダメなのでしょうか?  また、小児や短時間ロックの場合に100単位製剤を使...

【Q】『イナビル』吸入剤は何歳から吸入可能か?

【A】添付文書上では『イナビル』の吸入に年齢制限はなく、吸入可能と考えられる年齢から使用できます。『イナビル』の臨床試験時での最年少使用患者は3歳でした。しかし4〜6歳の患者は製薬メーカーから提供され...

新着記事

「用時懸濁」指示時における粉末服用の可否は?

【質問】ドライシロップについて。用法に用時懸濁とだけ記載ある場合は、粉のまま服用できる患者だとしても必ず水に溶かしてから服用する必要があるのでしょうか。 テオフィリンDSのように顆粒のままでも服用でき...

亜鉛製剤による銅欠乏リスク:血清亜鉛値が正常でも銅の定期測定は必要か?

【質問】貧血傾向がある方で、ポラプレジンクや酢酸亜鉛などの亜鉛補充の薬を長期的に内服していた場合の銅欠乏の副作用についてどのようにフォローすべきなのかご教示ください。 採血で亜鉛の項目を確認すること...

欠食はSERMの血栓症、活性型VD3の高Ca血症リスクを高めるか?

【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面...

新着記事をもっと見る