【Q】パタノール(オロパタジン)点眼液0.1%は小児に対して何歳から使用可能か?

【A】1歳以上から使用可能であると考えられます。ただし、使用経験がなく、安全性が確立していないことが理由であるため、必ずしも1歳未満が使用不可ではありません。

4. 小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

新生児‥出生後4週未満
乳児‥生後4週以上、1歳未満
幼児‥1歳以上、7歳未満
小児‥7歳以上、15歳未満
高齢者‥65歳以上
(添付文書 (パタノール点眼液0.1% 第7版)より抜粋)

なお、米国やイギリスの添付文書においては、「3歳未満の小児に対する安全性と有効性は確立されていません」と記載されています。

米国
PATANOL
Pediatric Use
Safety and effectiveness in pedi…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】抗ヒスタミン点眼薬は何歳から使用可能か?

【A】主な抗ヒスタミン点眼剤は以下が挙げられます。点眼剤の年齢設定については使用経験がない、もしくは少ないことが主な理由です。点眼剤は全身への移行性が高くないことから、経験則的に添付文書に記載のある...

【Q】小児の腎機能の評価は?

【質問】小児の採血結果でクレアチニンがかなり低く、eGFRが1000を超えるような数値を見たのですが、こういったケースの要因、また本来の腎機能は何を目安にすればいいのか教えてください。 【A】「eGFRが1000を...

【Q】ヘパリンロック10単位や100単位製剤の使い分けは?

【質問】ヘパリンロックについて質問です。ロック時間により使い分けることがあるかと思いますが、これは「大は小を兼ねる」的な考えではダメなのでしょうか?  また、小児や短時間ロックの場合に100単位製剤を使...

【Q】『イナビル』吸入剤は何歳から吸入可能か?

【A】添付文書上では『イナビル』の吸入に年齢制限はなく、吸入可能と考えられる年齢から使用できます。『イナビル』の臨床試験時での最年少使用患者は3歳でした。しかし4〜6歳の患者は製薬メーカーから提供され...

新着記事

アミオダロンとゾコーバが併用禁忌ではない理由は?

【質問】アミオダロンとパキロビットは併用禁忌ですが、 アミオダロンとゾコーバは併用禁忌ではないのは なぜでしょうか。 【回答】 アミオダロンはパキロビッドとの併用はリスクが明確なため禁忌とされています...

opioid naive患者 に対するフェンタニルパッチの使用は0.5mg規格のみか?

【質問】opioid naive患者 に対するフェンタニルパッチの使用ができるようになったのは低用量0.5mgの1日製剤だけでしょうか?3日製剤は適応外となりますか? 【A】オピオイドナイーブ患者に対してフェンタニル...

PPN製剤をCVポートから投与可能か?

【質問】PPN製剤をCVポートから投与することは可能なのでしょうか? 【A】PPN(末梢静脈栄養法)は通常、末梢静脈から投与されますが、成分や技術的にはCVポート(中心静脈カテーテル)からの投与も可能と考えら...

新着記事をもっと見る