【Q】吃逆に使用される薬剤はなにか?

【A】メトクロプラミド、クロルプロマジン、ハロペリドール、クロナゼパム、バクロフェン、ガバぺンチン、芍薬甘草湯が候補してあげられる。

・薬剤以外では綿棒による口蓋垂や咽頭の刺激、冷水のうがいや飲水、息ごらえ、眼球圧迫、頸動脈洞圧迫などが経験的に行われている。

・48時間未満のしゃっくりの発作は一般的であり、通常は治療を必要しないことが多い。

・脳血管障害後,脳腫瘍術後,脳挫傷後の難治性吃逆15例に対して芍薬甘草湯7.5g/日投与で開始後 4日以降7日以内で15例中8例(53%)が消失し、10日以内に12例(80%)が完全消失,最終的に10日以降で全例消失に至ったと報告されている。

・吃逆がGERDが原因と考えられる場合はプロトンポンプ阻害剤(PPI)なども考慮する。

・systematic review (2015年) では、バクロフェンとガバペンチンは難治性のしゃっくりの第一選択療法と考えられ、続いてメトクロプラミドとクロルプロマジンと結論づけられた。 (https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】化学療法の際に生じる吃逆に性差はあるか?

【質問】化学療法時に生じる吃逆に性差はありますか?もしあるならその理由は何でしょうか?見ていると吃逆が起こる方は圧倒的に男性に多い気がしています。 【A】「化学療法の際に生じる吃逆は男性のほうが多い...

【Q】吃逆に使用される薬剤はなにか?

【A】メトクロプラミド、クロルプロマジン、ハロペリドール、クロナゼパム、バクロフェン、ガバぺンチン、芍薬甘草湯が候補してあげられる。 ・薬剤以外では綿棒による口蓋垂や咽頭の刺激、冷水のうがいや飲水、...

新着記事

バゼドキシフェンの飲み忘れ時対応における「次回服用時間が近い場合」の対応は?

【質問】 バゼドキシフェンの飲み忘れ対応について、「決して2回分を一度に飲まないでください。気がついた時に、1回分を飲んでください」とありますが、多くの薬剤に記載のある「次回服用時間が近ければ飲み忘...

インスリン注射のペン残量不足時に2本併用するのは可能か?

【質問】インスリン注射を使用する際、2本を使用して単位数を満たしてもよいか。 例えば20単位を1本は5単位、もう1本は15単位で注射する場合などはどうか。 【回答】ペン型インスリンで必要単位量に残量が満たな...

ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与も可能か?

【質問】ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与を考慮してもよいか。それとも、処方の変更が望ましいか。 【回答】 テオフィリンは気管支拡張薬として有効である一方、腎臓でのアデノシンA1受容...

新着記事をもっと見る