【Q】薬剤師自身が薬価で非処方箋医薬品を購入する行為は「薬剤師の権利」なのか、「推奨はできないが法律上可能なこと」か?

【質問】薬剤師自身が薬価で非処方箋医薬品を購入する行為は「薬剤師の権利」なのか、「推奨はできないが法律上可能なこと」なのか教えてください。

【A】処方箋医薬品以外の医薬品(以下、非処方箋医薬品)の販売についても処方箋に基づく調剤が原則ではありますが、例外として処方箋なしで販売が可能です。これは薬剤師のみの権利ではなく、すべての患者において購入は可能です。 ただし、あくまですべての医療用医薬品は処方箋に基づく調剤が原則のため、「推奨はできないが法律上可能なこと」という認識が近いかと思います。 最近は非処方箋医薬品の販売(零売)専門の薬局チェーンも存在することからも法的に可能であることはわかります。 また、新型コロナワクチン接種において、接種後に患者に処方箋なしでカロナール(非処方箋医薬品)等の解熱剤をあらかじめ提供しておくという対応をとられている医療機関もあり、これも上記の非処方箋医薬品の販売における「例外」を利用した対応かと思います。(会員からの回答)

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】薬剤師自身が薬価で非処方箋医薬品を購入する行為は「薬剤師の権利」なのか、「推奨はできないが法律上可能なこと」か?

【質問】薬剤師自身が薬価で非処方箋医薬品を購入する行為は「薬剤師の権利」なのか、「推奨はできないが法律上可能なこと」なのか教えてください。 【A】処方箋医薬品以外の医薬品(以下、非処方箋医薬品)の販...

新着記事

ロスーゼット錠、エゼアト錠、リバゼブ錠の一包化の可否は?

【質問】ロスーゼット、エゼアト、リバゼブの一包化は可として良いでしょうか。一包化が必要な患者については、配合剤ではなく、それぞれ処方してもらった方が適切なのでしょうか。 【回答】 ロスーゼット配合錠 ...

緑内障患者への抗コリン作用薬処方時の対応と判断基準は?

【質問】緑内障で抗コリン作用薬が使用できない閉塞隅角緑内障か、使用することで急性緑内障発作の可能性がある狭隅角か、使用可能な緑内障か、どのように判断していますか? 日本眼科医会の緑内障連絡カードや本...

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

新着記事をもっと見る