【Q】動注用のアイエーコールと点滴静注用シスプラチンの違いは?

【質問】動注用のアイエーコール(シスプラチン)と抗がん剤のシスプラチンは何が違うのでしょうか。 当院はシスプラチンを動注用に使用しているようなのですが、アイエーコールがごく稀に動くことがあり、違いを教えていただきたいです。本来はシスプラチンを動注用に使用してはいけないのでしょうか。

【A】アイエーコールは通常 (点滴静注用) のシスプラチンを「肝動注療法」に使いやすくした製剤です。具体的にはアイエーコールはシスプラチンの原薬を細かく粉末化させることで、高濃度かつ少ない液量で調製が可能となった粉末状の製剤です。微粉末状の製剤にした理由は、表面積が大きくし、水に溶けやすくするためです。アイエーコールは用時溶解して使用します。通常のシスプラチンの濃度は0.5mg/mLですが、アイエーコールは3倍の濃度に調製できるようになりました。

肝動注療法とは?
肝細胞癌治療の一つに肝動注療法があります。腫瘍の動脈に直接薬剤を注入することで、局所の薬剤濃度を高めることができるため、通常の全身化学療法よりも高い効果が期待できます。

まとめ
・アイエーコールは動注化学療法に特化した薬剤
・動注用のアイエーコールは粉末であり、シスプラチンは液剤である
・動注用のアイエーコールとシスプラチンは調製可能な濃度が異なる

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

新着記事

ロキソプロフェンと胃腸薬の併用は消化管障害を減らすか?

【質問】ロキソプロフェンが処方される際に、胃腸薬も一緒に処方されるケースが多いと思いますが、ロキソプロフェンの単独投与時と胃腸薬との併用時で消化器障害などの副作用の発生頻度に有意差はあるのでしょう...

メトホルミンとイメグリミンは併用できるか?

【質問】メトホルミンとツイミーグの併用について教えてください。 ビジュアル回答はこちら → https://closedi.jp/vshare/24159/ 1. 結論 メトホルミン+ツイミーグ(イメグリミン)の併用は禁忌ではなく、臨床的...

タミフル・イナビル・リレンザ・ゾフルーザ、有効性に差はあるか?

【質問】インフルエンザの治療においてタミフル、イナビル、リレンザ、ゾフルーザの有効性に有意差はあるのでしょうか。 ビジュアル回答はこちら → https://closedi.jp/vshare/78375833/ 1. 結論 発症後48時間以...

新着記事をもっと見る

医薬品供給状況

【供給停止】フェロ・グラデュメット錠105mg【限定出荷】クロマイ腟錠100mg【限定出荷解除】アダパレンゲル0.1%「JG」、他14品目

2026年4月10日 供給状況の変更情報 【供給状況の変更】 供給停止に移行:1品目 限定出荷に移行:1品目 限定出荷解除に移行:15品目 【その他情報(理由・見込み)の更新】 限定出荷中の品目:3品目 =============...

過去の供給情報を見る

週間ランキング

ランキングをもっと見る