【Q】動注用のアイエーコールと点滴静注用シスプラチンの違いは?

【質問】動注用のアイエーコール(シスプラチン)と抗がん剤のシスプラチンは何が違うのでしょうか。 当院はシスプラチンを動注用に使用しているようなのですが、アイエーコールがごく稀に動くことがあり、違いを教えていただきたいです。本来はシスプラチンを動注用に使用してはいけないのでしょうか。

【A】アイエーコールは通常 (点滴静注用) のシスプラチンを「肝動注療法」に使いやすくした製剤です。具体的にはアイエーコールはシスプラチンの原薬を細かく粉末化させることで、高濃度かつ少ない液量で調製が可能となった粉末状の製剤です。微粉末状の製剤にした理由は、表面積が大きくし、水に溶けやすくするためです。アイエーコールは用時溶解して使用します。通常のシスプラチンの濃度は0.5mg/mLですが、アイエーコールは3倍の濃度に調製できるようになりました。

肝動注療法とは?
肝細胞癌治療の一つに肝動注療法があります。腫瘍の動脈に直接薬剤を注入することで、局所の薬剤濃度を高めることができるため、通常の全身化学療法よりも高い効果が期待できます。

まとめ
・アイエーコールは動注化学療法に特化した薬剤
・動注用のアイエーコールは粉末であり、シスプラチンは液剤である
・動注用のアイエーコールとシスプラチンは調製可能な濃度が異なる

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