【Q】ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%とは?

【A】ヒルドイドクリーム0.3%、ヒルドイドソフト軟膏0.3%などとの剤型違いである。
適応は先発品と同じである。冷蔵庫に入れても固化しないため、夏場は冷やすことでひんやりとした塗り心地が得られる。(ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「日本臓器」 メーカー資材より)

効能又は効果
皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、血栓性静脈炎(痔核を含む)、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
ヒルドイドソフト軟膏 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3339950M1137_1_06/
ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「日本臓器」添付文書 第1版
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/530288_3339950R1169_1_01.pdf
ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「PP」添付文書 第1版
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/710794_3339950R1142_1_02.pdf
ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「ニットー」添付文書   第1版
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/100461_3339950R1150_1_01.pdf

 
【コメント】ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%は2016年12月に発売された。発売直後は人気のため、品薄状態が続いていた。現在は供給は特に問題ない。使用感は非常によく、しっとり感も持続できる。外観も化粧品をイメージしたものになっており、先発品との違いを大きくアピールした製品といえる。

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