【Q】散剤の薬価は「g単位」?「包装単位」?

【質問】散剤の薬価は1gあたりですか?1包装あたりですか?内用液など錠剤以外の製剤について知りたいです。

 

【A】基本的には「ラックビー微粒N」や「ムコダインDS50%」のように、包装とバラの両規格が販売されている薬剤の薬価単位は「1g単位」であり、「ネキシウム懸濁用顆粒分包10mg」のようにバラがなく、包装のみの販売の薬剤の薬価単位は「包装単位」となっています。 (例 : ムコダインDS50%の規格→分包1.0g×120包、バラ包装100g、500g)

散薬は圧倒的に「1g単位」あたりの薬価が多くなっています。

ただし、例外として、「エビリファイ内用液0.1%」は包装のみの販売であるが、薬価単位は「ml単位」となっています。一方で、後発品の「アリピプラゾール内用液」の薬価単位は「包装単位」となっています。

以下に「1包装あたり」で薬価が設定されている薬剤例を示します。

 

顆粒

  • アミノバクト配合顆粒4.74g 「1包単位」
  • ネキシウム懸濁用顆粒分包10mg 「1包単位」
  • L-ケフラール顆粒375mg  「1包単位」
  • プログラフ顆粒0.2mg 「1包単位」
  • ユーエフティE配合顆粒T100 「1包単位」
  • ティーエスワン配合顆粒T  「1包単位」
  • エスエーワン配合顆粒T  「 1包単位」
  • ジャドニュ顆粒分包  「1包単位」
  • リパクレオン顆粒300mg分包 「1包単位」
  • サラジェン顆粒0.5%  5mg  「1包単位」
  • ピートル顆粒分包250mg 「1包単位」
  • ホスレノール顆粒分包250mg 「1包単位」

 

散剤

  • オキノーム散1包単位」
  • カイトリル細粒0.4% 「1包単位」
  • ロケルマ懸濁用散分包10g 「1包単位」
  • モビコール配合内用剤6.8523g  「1包単位」
  • メチコバール細粒0.1% 500mg 「1包単位」
  • キプレス細粒4mg、シングレア細粒4mg 「1包単位」
  • モンテルカスト細粒4mg 「 1包単位」
  • イグザレルト細粒分包10mg  「 1包単位」

 

粒状カプセル、錠剤

  • エパデールS  「1包単位」
  • イコサペント酸エチル粒状カプセル  「1包単位」
  • ロトリガ粒状カプセル2g  「1包単位」
  • バラシクロビル粒状錠500mg「モチダ」「1包単位」

 

ゼリー製剤

  • ボナロン経口ゼリー35mg 「1包単位」
  • ラグノスNF経口ゼリー分包12g 「 1包単位」

 

液剤

  • イソバイドシロップ70%分包20mL 「1包単位」
  • ゾルピデム酒石酸塩内用液5mg「タカタ」「 1mL  1包単位」
  • カリメート経口液20% 「25g  1包単位」
  • オプソ内服液5mg  「2.5mL1包単位」
  • エルカルチンFF内用液10%分包 「10mL 1包単位」
  • ドネペジル塩酸塩内用液10mg  「 1.5mL 1包単位」
  • レボフロキサシン内用液250mg  「 10mL  1包単位」

 

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】散剤の薬価は「g単位」?「包装単位」?

【質問】散剤の薬価は1gあたりですか?1包装あたりですか?内用液など錠剤以外の製剤について知りたいです。   【A】基本的には「ラックビー微粒N」や「ムコダインDS50%」のように、包装とバラの両規格が販...

新着記事

「用時懸濁」指示時における粉末服用の可否は?

【質問】ドライシロップについて。用法に用時懸濁とだけ記載ある場合は、粉のまま服用できる患者だとしても必ず水に溶かしてから服用する必要があるのでしょうか。 テオフィリンDSのように顆粒のままでも服用でき...

亜鉛製剤による銅欠乏リスク:血清亜鉛値が正常でも銅の定期測定は必要か?

【質問】貧血傾向がある方で、ポラプレジンクや酢酸亜鉛などの亜鉛補充の薬を長期的に内服していた場合の銅欠乏の副作用についてどのようにフォローすべきなのかご教示ください。 採血で亜鉛の項目を確認すること...

欠食はSERMの血栓症、活性型VD3の高Ca血症リスクを高めるか?

【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面...

新着記事をもっと見る