【A】コンサータと異なり、登録医師の確認は不要である。また、副作用の傾眠、血圧低下、頭痛などに注意が必要である。
適応 : 小児期における注意欠陥 / 多動性障害 (AD / HD)
特徴のまとめ
- 2009年にアメリカで発売され、世界34カ国で発売されている.(2017年3月時点)
- 日本での薬価収載日は2017年5月
- 作用機序 : α2A受容体を選択的に刺激し、シグナル伝達を増強させると考えられている。(2018年7月現在 解明されていない)
- 副作用は傾眠、血圧低下、頭痛などに注意が必要。血圧低下はα2受容体刺激のため発生すると考えられる。
- AD / HD治療薬として他に ストラテラ (アトモキセチン)、コンサータ (メチルフェニデート) がある。
- コンサータは適正流通管理委員会の登録医師の確認が必要である。インチュニブは不要である。
- 1日1回投与で非中枢刺激薬
- 中止する際は、原則として3日間以上の間隔をあけて1mgずつ、減量する。急な中止により血圧上昇及び頻脈があらわれることがある。
用法用量
通常,体重50kg未満の小児ではグアンファシンとして1日1mg,体重50kg以上の小児ではグアンファシンとして1日2mgより投与を開始し,1週間以上の間隔をあけて1mgずつ,下表の維持用量まで増量する。
なお,症状により適宜増減するが,下表の最高用量を超えないこととし,いずれも1日1回経口投与すること。
体重 開始用量 維持用量 最高用量 17kg以上25kg未満 1mg 1mg 2mg 25kg以上34kg未満 1mg 2mg 3mg 34kg以上38kg未満 1mg 2mg 4mg 38kg以上42kg未満 1mg 3mg 4mg 42kg以上50kg未満 1mg 3mg 5mg 50kg以上63kg未満 2mg 4mg 6mg 63kg以上75kg未満 2mg 5mg 6mg 75kg以上 2mg 6mg 6mg
(インチュニブ錠 添付文書 第2版)