【質問】メトホルミンはヨード造影剤と併用注意ですが、構造が似ているツイミーグ (イメグリミン)はヨード造影剤と併用しても問題はないのでしょうか?
【A】ツイミーグ (イメグリミン)は、メトホルミンと構造が類似しているビグアナイド系の薬剤であるため、ヨード造影剤投与時に乳酸アシドーシスを引き起こす可能性がないとは言い切れません。しかし、ツイミーグの乳酸アシドーシスのリスクはメトホルミンと比べると非常に低いと考えられており、ツイミーグとヨード造影剤の併用については添付文書で注意喚起されていません。
ツイミーグ (イメグリミン)は個々の患者における乳酸アシドーシスのリスクを考慮した上で、ヨード造影剤と併用する必要があると考えられます。例えば、メトホルミンはeGFR60 (mL/min/1.73m2) 以上であれば、事前休薬は必要なく、造影後の継続投与も可能とされていることから、腎機能によってツイミーグ (イメグリミン)とヨード造影剤の併用を考慮したり、また、ツイミーグ (イメグリミン)から情報が豊富なメトホルミンに切り替えるというのも一つの選択肢かもしれません。
これらの内容を裏付ける内容を以下に記載します。
ヨード造影剤を用いて検査を行う患者…