【A】以下の理由により、メプチン吸入液とパルミコート吸入液 (ブデソニド)の混合は、1時間後も安定しており、混合しての投与は可能と考えられる。メプチン吸入液ユニットは保存剤を含有しないので使用直前に開封することが必要である。
ただし、混合後は異なる粒子系が混合されることになる。混合後の有効性・安全性が確認されていないため、配合せずに個別に吸入させることが望ましい考えられ、混合の可否は施設の医療担当者の裁量と判断となる。
混合後のデータ
配合量 : メプチン吸入液ユニット 0.3ml +パルミコート吸入液 2.0ml
保存条件 : 室内散光下, 1時間
外観 : 白色 微黄白色の懸濁液 (混合前の パルミコート吸入液と変わらず)
静置後は、ブデゾニド粒子が沈降したが、軽く振り混ぜることにより良好な懸濁液となった。
におい : なし
pH4.1 : ほぼ変化なし 混合前のパルミコート吸入液 pH4.0〜5.0)
残存率 : 100.4%・本剤を吸入する際には、ジェットネブライザーを使用すること。
・泡立てない程度に振り動かして粒子をよく再懸濁させて使用す ること。
(参考 : メプチン吸入液ユニット インタビューフォーム)
配合使用
他剤との配合使用については、有効性・安全性が確認されていないことから、配合せず個別に吸入させることが望ましい。
(参考 : パルミコート吸入液0.25mg/パルミコート吸入液0.5mg 添付文書 )