【Q】軟膏の配合変化の目安は?

【質問】軟膏の配合変化について質問です。ハンドブックに載っていない組み合わせのとき、みなさんはどのように考えていますか?軟膏、クリーム、o/w、w/oなどいろいろなワードを習いましたが、結局配合しても問題ないと実験されているものもあれば、予想に反して混合できないこともあります。また、アンフラベート軟膏のように添加物の影響で配合可否が変わることもあります。混合を実施するか、疑義で重ね塗りもしくは別剤への変更を依頼するか、この線引きがわからず困っています。

【A】軟膏の配合変化は「軟膏・クリーム配合変化ハンドブック」を参考にして、混合可否の判断をしていくことが最も効率的と考えられます。ただし、書籍に記載されていない軟膏も多くあるため、混合の可否の目安は「軟膏」、「クリーム」、「o/w」、「w/o」を考慮して判断することになります。

基剤による混合可否の目安
1. 油脂性基剤同士なら◯

2. 水溶性基剤同士なら◯

3. 水中油型(O/W)クリーム+油脂性基剤=×

4. 水中油型(O/W)クリーム+油中水型(W/O)クリーム=×

5. ゲル基剤の混合はどの基剤とも×

6. 水中油型(O/W)クリーム同士、油中水型(W/O)クリーム同士などその他の組み合…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】剤形によるステロイド外用薬のランクの違いは?

【質問】海外のステロイド外用薬は国内のI (Strongest)~V (Weak)より細かく、I~VIIの7段階の分類になっており、その中では同じステロイドでも剤形によりランクが異なる場合があります。例えば、ベタメタゾンジ...

【Q】軟膏の配合変化の目安は?

【質問】軟膏の配合変化について質問です。ハンドブックに載っていない組み合わせのとき、みなさんはどのように考えていますか?軟膏、クリーム、o/w、w/oなどいろいろなワードを習いましたが、結局配合しても問...

【Q】簡易懸濁法の配合変化は?

【A】簡易懸濁法は基本的には、簡易懸濁後、長時間放置すると有効成分の分解や配合変化の恐れがあり、10分を超えて放置しないことが必要です。また、簡易懸濁法の配合変化は、注射薬の配合変化などと比較して、ま...

【Q】アフタゾロン口腔用軟膏とケナログ口腔用軟膏の強弱は?

【質問】アフタゾロン口腔用軟膏(デキサメタゾン)と医療用として販売中止となり一般用医薬品となったケナログ口腔用軟膏(トリムシノロンアセトニド)ではどちらが強いか。 【A】「ケナログ口腔用軟膏」は一般...

新着記事

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

ペランパネルとリファンピシンの薬物相互作用は?

【質問】ペランパネル内服中の患者にリファンピシンを使用することになりました。 電子添文に「ペランパネルの血中濃度が低下する可能性がある」と記載されていますが、実際どの程度低下するものなのでしょうか。...

透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないか?

【質問】透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないでしょうか。(禁忌は外れましたが・・・) また、使用する場合に注意すべき点はどのようなことが挙げられますか。 実際に積極的に使用しているご施...

新着記事をもっと見る