【質問】分注後のプリビナ点眼は蓋をすれば期限いっぱいまで使えるのでしょうか? 一度開封した時点で無菌性は保たれないと思うのですが、500mL包装をどう扱えばいいのかわかりません。 また、分注したものはおおよその使用期限はあるのでしょうか?
【A】日本薬局方に記載されているとおり、点眼剤は無菌製剤である必要があります。そのため、プリビナ点眼液はクリーンベンチなどを用いて、無菌的に分注する必要があります。
プリビナ点眼液は500mL包装と大容量ですが、一度開封すると無菌性を保つことができないため、一度にすべて使い切るか、残量を破棄する必要があります。
ただし、プリビナ点眼液は一度開封しても、無菌室などの無菌が保持される空間において適切に保存すれば、使用期限を考慮した保存期間までは使用可能と考えられます。
点眼剤は、結膜嚢などの眼組織に適用する、液状、又は用時溶解若しくは用時懸濁して用いる固形の無菌製剤である。(第十七改正日本薬局方)
調剤上の留意点
本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さないこと。また、汚染が起きたときは使用しないこと。(プリビナ点眼液0.5mg/mL 添付文書)
使用期限:3 年
包装に表示の使用期限内に使用すること
使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること
(プリビナ点眼液0.5mg/mL インタビューフォーム)