【A】パキシルCR錠は「徐放性の2層錠+腸溶性のフィルムコーティング剤」であるため、分割・粉砕するとその構造が破壊されます。そのため、パキシルCR12.5mg錠を分割することは不可であると考えられます。
2018年12月にパキシルCR錠6.25mgが発売されたため規格変更や、粉砕や分割が可能であるパキシル錠10mgに変更することも選択肢の一つと考えられます。
パキシルCR錠は、薬物の溶出開始までの時間を製剤の胃部通過後まで遅延させるために腸溶性フィルムコートを施し、素錠の有効成分を含有する親水性マトリックス薬物層から、腸管内で有効成分が緩徐に放出するよう設計されている。
(グラクソスミスクライン株式会社 インタビューフォーム)