【質問】セレコックスとロキソニンの併用について質問です。 「NSAIDsの重複は疑義」と同僚に言われたのですが、オキシコンチンとオキノームのように「定期薬(効果のベース)」と「頓服(レスキュー)」といった形で有用なのではないかと個人的には思いました。同効薬の重複について、疑義照会はどこまで必要なのでしょうか? また、効果増強と副作用リスクの天秤は、どのような資料を参考にすべきですか?
【A】NSAIDsの2剤以上の併用は副作用が増加し、効果の増強は望めないことが明らかになっています。そのため、同タイミングの服薬であれば、NSAIDsの併用に関しては避けるべきと考えられます。
しかし、NSAIDsの定期服薬中で、効果が切れるタイミングでの別のNSAIDs頓服服薬は可能と考えられます。これは効果の増強ではなく、副作用のリスクを許容した上で、効果の低下を補う目的での頓服ということになります。
以上より、NSAIDsの重複投与は基本的には疑義照会が必要ですが、【「定期薬(効果のベース)」と「頓服(レスキュー)」】の服薬方法であれば、可能とは考えられます。
以下に、NSAIDsの併用に関する情報を記載します。
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