【A】「PL配合顆粒」などの抗コリン作用がある薬剤は閉塞隅角緑内障の患者でなければ、眼圧にほとんど影響しないため使用は可能と考えられます。
【解説】『PL配合顆粒』は添付文書上では緑内障患者に禁忌と記載されており、閉塞隅角緑内障に限らず使用は避けたほうが望ましいと考えられていました。
しかし2019年6月に厚生労働省医薬・生活衛生局から「抗コリン作用が理由で「緑内障」が禁忌項目に設定されている薬剤」は「閉塞隅角緑内障」に変更するよう通達がでました。『PL配合顆粒』がこれに該当し、禁忌疾患は「閉塞隅角緑内障」のみに変更されました。
抗コリン作用がある薬剤は閉塞隅角緑内障患者以外ではほとんど眼内圧に影響しない。(Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,13th Edition Chapter 9)