【A】エパデールは空腹時に服薬すると血中濃度がほとんど上昇しないため、効果が得られないと考えられます。よってエパデールは食直後投与が必須と考えられます。
健康成人男性に単回経口投与した後の血中濃度は通常の摂食下では投与時間後に最高に達し、24時間後には、ほぼ投与前値に戻った。絶食下での試験においては血漿中EPA濃度の上昇はほとんど認められなかった。絶食下において血漿中EPA濃度の上昇が認められなかったのは、EPAの腸からリンパ中への移行には、胆汁酸の分泌や食物からの成分が担体として必要であるためと考えられた。
(持田製薬 エパデール インタビューフォームより抜粋)
また、食物により胆汁酸が増加します。胆汁酸により、エパデールが吸収されると考えられるため、エパデールの効果を最大化させるためには食直後が適切であると考えられます。
※胆汁酸は食事中の脂質とミセルを形成し、吸収を促進させます。そのため、「食後」は胆汁酸分泌が増加した状態となります。