【Q】2日目以降のイメンドは通常朝食後内服だが、その理由は?

【A】イメンドカプセルの用法は「通常、成人及び12歳以上の小児にはアプレピタントとして抗悪性腫瘍剤投与1日目は125mgを、2日目以降は80mgを1日1回、経口投与する。」です。

イメンドカプセル125mgは病院において抗悪性腫瘍薬を投与する1時間前〜1時間半前に服薬します。化学療法を施行するのは午前中が多いと考えられますので、服薬時間は午前中となることが多いです。

2日目以降は1日目投与後の24時間後となるため、2日目の午前中に服薬することになります。

イメンドカプセルは食事に影響をしない薬剤であり、2日目の服薬は朝食後でなくても問題ありませんが、服薬コンプライアンスを考慮すると、朝食後に服薬することが最適と考えられます。

 

・食事摂取の有無は、本剤の薬物動態に大きな影響を及ぼさないと考えられることから、食事のタイミングに関わらず投与可能である
・本剤は、抗悪性腫瘍剤の投与1時間〜1時間30分前に投与し、2日目以降は午前中に投与すること。
・経口投与した際の本剤の血漿中濃度推移から、本剤の投与は抗悪性腫瘍剤の投与1時間〜1時間30分前に行うことが望ましいと考えられた。また、2日目以降は初日のおよそ24時間後の投与となるようにした。
(…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】イメンドカプセルは脱カプセル可能か?

【A】可能であると考えられます。 【解説】脱カプセルした安定性試験は行ないため、データはありません。 アプレピタントの有効成分の各種条件下における安定性 【40℃ – 75%RH】の条件で6ヵ月変化なし →イ...

【Q】ナウゼリン錠は食後投与でも効果が低下しないか?

【A】ナウゼリン錠の効果を最大化させるためには食前投与が望ましいと考えられます。 ナウゼリン錠は食後に服薬すると吸収が遅延し、効果発現が遅くなります。一方で、絶食下ではTmax=15分と非常に早くなります...

新着記事

ツイミーグ (イメグリミン)はヨード造影剤と併用可能か?

【質問】メトホルミンはヨード造影剤と併用注意ですが、構造が似ているツイミーグ (イメグリミン)はヨード造影剤と併用しても問題はないのでしょうか? 【A】ツイミーグ (イメグリミン)は、メトホルミンと構造が...

甲状腺機能低下症の患者に対して沈降炭酸カルシウムが投与禁忌である理由は?

【質問】沈降炭酸カルシウム (商品名 カルタン)は、何故、甲状腺機能低下の患者に投与禁忌なのですか 【A】甲状腺機能低下症の患者は、カルシトニンの分泌が抑制されるため、血中のカルシウム濃度が高くなってし...

アバロパラチド(オスタバロ皮下注)からテリパラチド(フォルテオ皮下注)への切り替えは可能か?

【質問】アバロパラチドを開始しましたが、新薬の処方日数制限があり、14日毎の外来通院が難しく、2か月治療後継続困難となりました。テリパラチドへの切り替えは可能でしょうか?また、切り替えを検討する際、テ...

新着記事をもっと見る