【Q】 心不全の定義は?

心臓の調子 (心機能) が悪くなること →慢性心不全 (代償性心不全)
それによって血行動態が崩れること →急性心不全 (非代償性心不全)
【慢性心不全ガイドライン : 日本循環器学会 2010】
 
急性心不全 (非代償性心不全)→血行動態が破綻し、有効かつ十分な心拍出量が得られなくなること。
つまり血液循環を決める3つの要素のバランス(前負荷、心機能、後負荷)が悪くなること。
 
使用薬剤は以下となる。
前負荷=容量負荷    治療薬 利尿剤 (ループ、サイアザイド、K保持性、水利尿)
心機能 (収縮力)        治療薬  DOB DOA
後負荷=圧負荷     治療薬  血管拡張薬 (ARB/ACE  Ca遮断薬 硝酸薬)
 

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】ビソプロロールとカルベジロールの併用は?

【質問】ビソプロロールとカルベジロールを併用することがありますか?その場合、治療目的(どんなことを期待している)は何でしょうか?宜しくお願い致します。   【回答】左室駆出率が低下した心不全の治...

【Q】利尿剤の疾患別の使い分けは?

【A】 浮腫→ループ利尿薬が最も適している。効果が強すぎるときはチアジド系利尿薬を使用。効果が不十分な場合はチアジド系やK保持性利尿薬と併用する。 高血圧→チアジド系利用薬 Na再吸収抑制による循環血漿量減...

【Q】ループ利尿薬の換算・使い分けは?

【コメント】フロセミド (ラシックス)は持続時間は短いが高血圧などの適応症が多く、急性期に使いやすい。アゾセミド (ダイアート) は持続時間が長く、うっ血性心不全群に対してフロセミドよりも優れているとの...

新着記事

「用時懸濁」指示時における粉末服用の可否は?

【質問】ドライシロップについて。用法に用時懸濁とだけ記載ある場合は、粉のまま服用できる患者だとしても必ず水に溶かしてから服用する必要があるのでしょうか。 テオフィリンDSのように顆粒のままでも服用でき...

亜鉛製剤による銅欠乏リスク:血清亜鉛値が正常でも銅の定期測定は必要か?

【質問】貧血傾向がある方で、ポラプレジンクや酢酸亜鉛などの亜鉛補充の薬を長期的に内服していた場合の銅欠乏の副作用についてどのようにフォローすべきなのかご教示ください。 採血で亜鉛の項目を確認すること...

欠食はSERMの血栓症、活性型VD3の高Ca血症リスクを高めるか?

【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面...

新着記事をもっと見る