【Q】モルヒネ塩酸塩注射液と生食の配合変化は?(携帯型ディスポーサブル注入ポンプ)

【A】以下の情報により、携帯型ディスポーサブル注入ポンプ内でのモルヒネ1%製剤使用の時は少なくとも14日間安定で、モルヒネ4%製剤使用の時は少なくとも30日間安定と考えられる。
 
(1) モルヒネ1%製剤使用の時 → 大塚生食注0.9% 100mlと混合後、14日間安定であると考えられる
外観 : 無色透明で変化なし   pH 配合直後 5.58 → 14日後 5.43
含量 : 14日後 102.3%
 
(2)モルヒネ4%製剤使用の時 → 大塚生食注0.9% 15mlと混合後、30日間安定であると考えられる。(ディスペンサーバッグに入れたバルーン内での安定性)
外観 : 無色透明で変化なし   pH 配合直後 3.73 → 30日後 3.50
含量 : 30日後 105.4%
(参考 : 2010年4月作成 モルヒネ塩酸塩注射液「シオノギ」 配合変化表 共同研究 第一三共株式会社・塩野義製薬株式会社・大日本住友製薬株式会社・武田薬品工業株式会社・田辺三菱製薬株式会社)

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    2021.3.6

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  • 書籍『医薬品情報のひきだし』(医学書院)発売。

    2020.10.26

    2020年10月26日(月)にCloseDiのコンテンツをベースにした『医薬品情報のひきだし』(B5判、324頁、3600円(税抜)、医学書院)が発売されました。

    ・「医薬品情報に関する問い合わせ→回答」までのストーリーが図として1ページにまとめてあるので、わかりやすく、楽しく読み進められることが特徴です。

    ・表紙や裏表紙の裏はお役立ちツールで本に記載があるQRコードからダウンロード可能です。

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