【Q】MRI(核磁気共鳴画像法)の検査時に剥がす必要がある貼付薬は?

【A】本邦ではニコチネルTTS(経皮吸収ニコチン製剤)、ニトロダームTTS(ニトログリセリン経皮吸収型製剤)、ニュープロパッチ(ロチゴチン経皮吸収型製剤)、ノルスパンテープ(ブプレノルフィン経皮吸収型製剤) がMRI検査時に除去するよう記載がある。
金属を含む一部の経皮吸収貼付剤(以下「貼付剤」という。)を貼付したままMRI検査を実施した場合、患者に火傷を引き起こす可能性があるとの注意文書が、2005年厚生労働省医薬食品局安全対策課長及び審査管理課医療機器審査管理室長より発出された。米国においては、火傷を引き起こした症例も報告されており、MRI検査を実施する前に、患者に対し貼付剤の使用について質問を行うなどの注意と安全に対する配慮が求められている。

以下4剤に添付文書にMRI検査時の注意点の記載あり。
ニコチネルTTS(経皮吸収ニコチン製剤)
ニトロダームTTS(ニトログリセリン経皮吸収型製剤)
ニュープロパッチ(ロチゴチン経皮吸収型製剤) →2022年8月頃からアルミニウム非含有に変更
ノルスパンテープ(ブプレノルフィン経皮吸収型製剤)
ニコチネルTTS、ニトロダームTTSは支持体にアルミニウムを含有しており加熱による火傷や破裂の可能性があり。ノルスパンテープは組成…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】経皮吸収型製剤の貼付場所が製剤によって異なる理由は?

【質問】経皮吸収の貼付剤について 貼付部位がそれぞれ指定されていますが、「吸収がかわる」「AEDのとき見つけやすいように」「はがれやすいため」などなにか理由があるのでしょうか?他の場所に貼付することも...

新着記事

ツイミーグ (イメグリミン)はヨード造影剤と併用可能か?

【質問】メトホルミンはヨード造影剤と併用注意ですが、構造が似ているツイミーグ (イメグリミン)はヨード造影剤と併用しても問題はないのでしょうか? 【A】ツイミーグ (イメグリミン)は、メトホルミンと構造が...

甲状腺機能低下症の患者に対して沈降炭酸カルシウムが投与禁忌である理由は?

【質問】沈降炭酸カルシウム (商品名 カルタン)は、何故、甲状腺機能低下の患者に投与禁忌なのですか 【A】甲状腺機能低下症の患者は、カルシトニンの分泌が抑制されるため、血中のカルシウム濃度が高くなってし...

アバロパラチド(オスタバロ皮下注)からテリパラチド(フォルテオ皮下注)への切り替えは可能か?

【質問】アバロパラチドを開始しましたが、新薬の処方日数制限があり、14日毎の外来通院が難しく、2か月治療後継続困難となりました。テリパラチドへの切り替えは可能でしょうか?また、切り替えを検討する際、テ...

新着記事をもっと見る