【質問】ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素が鎮痛補助剤として使われる場合の機序はどのようになっているのでしょうか?また、相互作用、注意点はありますか?
【A】「ブロムワレリル尿素」、「アリルイソプロピルアセチル尿素」の鎮痛補助に関連した作用機序は明らかとなっておりません。一方で、ブロムワレリル尿素の鎮静作用の作用機序については、明らかとなっています。「ブロムワレリル尿素」はBrが含有されているため、体内のCl-と置換されます。抑制性神経伝達物質のGABAやグリシンは細胞内外のCl-濃度と関連しているため、「ブロムワレリル尿素」のBrが体内のCl-と置換されることにより、鎮静効果が生じると考えられます。
以下の添付文書に記載されている内容からも、鎮静作用の面から鎮痛補助に対して効果があることが理解できます。
Goodman and Gilman’s the pharmacological basis of therapeuticsには「ブロムワレリル尿素」、「アリルイソプロピルアセチル尿素」に関する記載はありませんで…